桜が咲く時期に日本にいるのは、ドイツへ引っ越してから実に8年ぶり。
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COVID-19の未曾有の感染拡大で人間における世界の動きが、がらりと変わった。
わたしも今回の影響を受けて、昨日帰国予定だったが、
乗る予定のフライトはキャンセルされ、一時帰国の滞在の延長を余儀なくされた。
しかもその延長が一体どのくらいのものになるかは、今日の時点では全く読めない。
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3月の中旬くらいからは住んでいるドイツやヨーロッパの感染拡大が目まぐるしく、
とてもじゃないが帰ることを改めさせるほど状況が悪化していった。
日本はオリンピックの延期決定の直前あたりから、
ロックダウン・オーバーシュート・第二波など今後状況が酷くなると、
一斉に各社報道番組やメディアが声高に言い始め、
延期が決定してからというもの、
蓋を開けたように連日東京では1日における感染者数が上がり続けて、
いよいよ事前に言っていたロックダウンへの途をたどるのかもしれない。
命を大切に、冷静に。
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そんな中、皮肉にも、
温室効果ガス、これまでほぼ休みなく続いていただろうあらゆる環境破壊が減ったことは、
わたしたち人間が考えることの一つであるだろう。
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ところで、
日本の桜は、やはりドイツで見てきたものと趣が全然違う。
アメリカで見たものとも違う。
きっと世界のどこで見ても、日本の桜はきっと違うのだろう。
その土地でしか見ることのできない、味わうことのできないもの。
淡く、光が灯る花々の美しさ、銀河のようだった。
Tokyo JAPAN 2020