徒然

JUMPEI TAINAKA / 2021/01/09

1kmくらい離れたら、きっと世界の終わりの始まりが例えばそこにあったとしても、何が起こったか把握もできずに、眺めることしか出来ないかもしれない。
毎日何某か起こっている。当然把握できないし、いくつかの主だったニュースが1日の出来事みたいに報道されていて、それが1日の出来事と信じてしまう者たちがほとんどかもしれない。
10000km離れたら、もはや対岸の岸とかそのレベルじゃなくて、異世界の出来事と言ってもいいかもしれない。

写真は 2020年2月に起こったマニラのスラムでの大規模火災。すぐ付近で撮影していたところ遭遇。起こったばかりは、テロとか工場の爆発とか色々と考えたものだけど少し距離が離れてしまえば何が起こったかなんて分かるわけもなかった。道ゆく人にも聞いたが分からない、やばいという感じ。色々親切な人たちが建物に入れてくれてベランダから写真も撮らせてもらったり、頑張って近づこうとしたけど、人もかなりいるスラム地域、ずかずか行ったけど、未踏区域は迷路みたいで、心の中で危険アラート鳴りっぱなしだったし、戻れなさそうだったから途中で引き返した。どうやら火災だということは数時間後知ったけども、世界一と言われるマニラの渋滞事情(一度車で15分の距離を2時間かかったことがある)も合わさって、消防隊の到着は遅れに遅れ、その規模からマニラの至る所から駆けつけることになったものの、、火災は広がり続けてしまったようだ。翌日ちゃんとした情報が知りたくてニュース探したけど、なかなか情報が見つからず、見つけたものは、スラムで火災発生、200世帯が焼失。被害総額は150万円ほど。いくつかの写真が並んで、おしまい。心に不思議な想いが込み上がってきた。

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